道田研究室の研究

 経歴が示すとおり,ちょっと前まで海上保安庁水路部(現 海洋情報部)にいました.

 水路部時代は,そのときどきの組織としての研究ニーズに合わせて,いろんな研究を行ってきました.その後の研究も含めてざっと仕分けをしてみると次のようになります.

舶用波浪計を用いた外洋波浪計測に関する研究
漂流ブイによる表層循環に関する研究
  −インドネシア通過流の変動
  −亜熱帯反流の構造
  −海洋表層の粒子分散過程
  −海洋表層の収束発散場の評価
ADCPを用いた表層海流場の詳細な構造に関する研究

  −黒潮の流速構造
  −表面エクマン層の構造
南極昭和基地における水位の長期変化に関する研究

 などがあります.詳細は業績リストを御参照下さい.

 これらの研究のほか,漂流予測に関する技術開発や海洋データ管理,さらには海のGISといった課題にも,あるものは深くあるものは浅く関わってきました.計測技術にも興味があり,研究論文にはなっていません(解説文は数編)が,「流星バースト通信による海洋データの伝送」などにも関わってきています.