漂流ブイ


 海面付近の流れを観測するために、近年標準として使用されている漂流ブイの模式図です。
ブイの動きが海流にうまく追随するよう、海面下に側面の穴のあいた円筒形の抵抗体(ドローグ;drogue)が取り付けられています。海面の球形の浮体に封入された送信機からはきまった周波数の電波が常時発信されていて、これを気象衛星NOAAで受けて、電波のドップラーシフト量からブイの位置を割り出します。